2010年11月11日木曜日

紡ぐ

過去の感覚を紡ぎだそうとするこの時期。

あの曲を聴いてみる、冬の外のにおいをかいでみる、冷気を感じてみる、

あの、あの感覚が体のどこからともなく、ふっと、現れるカンカク。

それを言葉にするのは困難なことで、でもなんとなくキーワード的にはぽつりぽつりとアタマの中に浮かぶ。


寒さだったり、さびれたネオンだったり、バスの後ろの席だったり、パーカーのフードだったり、暗い歩道に、白熱灯の光、あとは、マグカップに、コーヒー、粗いフローリングに、

それだけではなく、もっとこうそれらを網羅するような、もやもやしたもやもやがあるのだが、ふっと体内で現れては、ふっとすぐに消えてしまう。

記憶だったり、残っている感覚だったり、事柄はその後の蓄積物でもって、初めて事柄としてなりえるものなのではなかろうか。

まさしく今、暗い部屋でベットの上でカタカタタイプしているこの行為・事柄は、今では感じ取れていない感覚が後に再生産され、その時点で初めて事柄として成立する、とかなんとか思ったりして。

事柄、事象、モノ、□・・・・、うまい言葉が見つからない。

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