2009年5月9日土曜日

crying

新大阪行き最終新幹線の中にて。

一人の女の人がおばさんに抱えられて斜め前の席に着いた。

女の人は27歳くらい。

最初は泥酔しているのかと思ったけど、よく見ると泣いてた。

おばさんが女の人の顔を覗き込みながら大丈夫とか必死に話しかけてたけど、女の人はおばさんの呼びかけに対して小さく頷いてるだけ。

そして発車時刻になって、おばさんが新幹線からホームに降りてもまだ外から女の人を心配そうに見ていた。

女の人はまだ荷物を手にもったまま席にうずくまっている。

で、出発。

おばさんはまだ女の人を見ていて、女の人は一瞬だけちらっとホームのおばさんを見た。

東京駅を過ぎると、女の人は泣き止んだみたいで座席を倒して寝始めた。

泣く行為って案外一人だけでは出来ないものなんじゃないかって思った。

誰かにかまってもらいたいとか、かわいそうな自分を無意識のうちに泣く行為によって演出しているもんじゃないかって。

例えば小さな子どもが転んで泣くとする。

親がすぐ近くにいるなら泣いて助けてもらう。

でも一人なら案外むくっと起き上がれるもんじゃないか。

自分自身でもそんな経験あるような気がするし。

誰かがいる時に泣くのと、一人の時に泣くのとでは意味が違ってくる。

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